映画『トウキョウソナタ』で女優デビューし、NHKの朝ドラ『まれ』の主演で大ブレイクした“たおぱい”の愛称で呼ばれる女優・土屋太鳳さん。

図書館戦争や、オレンジ（orange）、下町ロケットなど数々の映画やドラマに出演する人気女優の仲間入りを果たしました。

また、特徴ある声を生かして、テレビアニメ『僕だけがいない街』の主人公・藤沼悟役などアフレコにも挑戦しています。

そんな土屋太鳳さんに大しては“声がかわいい”“声が好き”と称賛する声や、反対に“ぶりっ子でかわいくない”“声が嫌い”といった厳しい声など賛否が巻き起こっています。

orange（オレンジ）は、2015年12月12日に東宝系で公開された映画で『別冊マーガレット』で連載されていた高野苺さんの同名の原作の少女漫画を映画化した作品です。

土屋太鳳さんは、この作品で主人公（ヒロイン）の高宮菜穂を演じました。

orange（オレンジ）は、別冊マーガレットの有名漫画の実写映画化で話題となりましたが、主演の土屋太鳳さんと、ドラマ『まれ』で夫役で共演した俳優の山崎賢人さんが主人公の想いを寄せる相手、成瀬翔役で再共演するキャスティングも話題となりました。

土屋太鳳さんと山崎賢人さんは、仲睦まじげな様子に、Twitterやネットでは「お似合い」「2人は付き合ってる！？」といった熱愛の噂もあったため、再び青春ラブストーリーで共演するキャスティングに、キュンキュンする人も多くいたようです。

こちらが、orangeの予告編動画。

土屋太鳳さんの声を聞いてみてください。
彼女の声は、甘ったるさと息がかかるような少し掠れた感じが同居するしゃべり方で主人公の女子高校生・高宮菜穂をを演じます。

彼女のこのしゃべり方と声に「かわいい」と悶える人や、反対に「わざとぶりっ子しているようで苦手」と感じる人と、大きく演技に評価が分かれた作品でした。

ちなみに、筆者は前者。
たおぱいの可愛い声としゃべり方に終始キュンキュンしっぱなしでした。

土屋太鳳さんは日本コカコーラ社の『新爽健美茶』のテレビCMにも抜擢されています。

“爽やかに、健やかに、美しく”をコンセプトに1993年の誕生から親しまれてきた爽健美茶は、23年ぶりにリニューアルしました。

新しくなった新爽健美茶の商品のテーマは“やさしさ”です。
パッケージも白を基調としたベースカラーと、植物の緑は、やさしさと爽やかさを感じさせます。

さて、ロングセラー商品である新爽健美茶のテレビCMのイメージキャラクターに見事選ばれた土屋太鳳さんは、普段の声よりも、いっそうやわらかいトーンの優しい声でCMに出演しています。

この優しげな甘いトーンの声が大好きだというCM視聴者も多いようで、CMを見るたびに“潤ったお”のキャッチコピーにきゅんきゅんと悶えている人が多数出ています。（著者もその一人）

しかし、この声が“ぶりっ子で苦手”と嫌がる人も中にはいるようで、映画オレンジに続いて彼女の評価に賛否が起きているようです。

まあ、万人にウケる人なんてめったにいないですからね。
これは仕方がないと思います。

個人的には、息を吹きかけながら耳元で甘く囁いてほしい声。
想像しただけでゾクゾクしちゃいます。

土屋太鳳さんは、2016年1月～3月まで、フジテレビで放映された三部けいさん原作のテレビアニメ『僕だけがいない街』で、声優に初挑戦しました。

たおぱいが演じたのは、主人公・藤沼悟の10歳の頃。

小学校5年生の少年・悟の声をショタ心が躍るような声で演じ、「小5悟の声！めっちゃまちゃショタいな～」「最高やな～」「土屋太鳳ちゃんの声可愛い」と、はじめての声優業に高い評価を受けました。

『僕だけがいない街』は、「再上映（リバイバル）」という特殊能力を持っている漫画家志望の青年・藤沼悟が、小学校時代のクラスメイト・雛月加代と杉田広美の殺害事件の真相と、事件を防ぐために小学校時代にタイムリープするサスペンス漫画です。

はっきり言います。
この漫画、ものすごく面白いです。
間延びせず、8巻で完結するのも評価の高いポイント。

『このマンガがすごい！2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位を獲得しています。

土屋太鳳さんは、滑舌の悪さに悩んでいて、どもりがちな自分の声がきらいだったそうです。

女優という仕事をするにあたり、滑舌はとても大切で、自分なりに滑舌が良くなるようにトレーニングを続けていたそうです。

それでも、練習してもしても、「～です。」が、「～れす。」になってしまったりと、滑舌が改善しない事に苦しんだそうです。

彼女の芸能界デビューのきっかけとなったミスフェニックスの最終審査では、演技審査もあったそうで「自分の発音では、台詞が伝わらないかも…」と不安になったとか。

デビューが決まり、事務所に所属後も、「外郎売」という、滑舌の訓練で使う有名な台詞や、発声練習で滑舌改善のためのトレーニングを続けていたそうです。（うう…けなげや）

これまでは、滑舌の悪さが病気のせいだと知らずに、滑舌トレーニングでなんとか演技をしてきた土屋太鳳さんでしたが、無理に筋肉を使っているせいで、顎に筋肉がついてしまい、痛くなってしまう悩みもあったそう。

この頃になると、大好きな女優業と演技をずっと続けたいけど、努力しても、努力しても、発音は乗り越えられないかもしれない…と悩んでいたそうです。


余談ですが『顔が大きい』『頬に肉が多い』とも言われる土屋太鳳さんですが、顎周りに筋肉の筋肉が発達してきた事が原因かもしれませんね。

土屋太鳳さんの病気は『舌小帯短縮症』という発音障害。
舌小帯短縮症は、舌の裏側についているヒダが生まれつき短かいことで、滑舌が悪くなる病気で、言葉を操る女優としては致命的な病気です。

自身の滑舌の悪さが舌小帯短縮症という病気のせいだったと分かったのは、彼女が高校2年の頃、自身が出演した『ウルトラマンゼロ』だそうです。

土屋太鳳さんの滑舌の悪さが病気のせいかもしれないと、いち早く気が付いたのは、土屋太鳳さんがエメラナ・ルルド・エスメラルダ役として出演している『ウルトラマンゼロ』のDVDを観た弟さんの友達のお母さんだったそうです。
、
「もしかしたら口の構造に原因があるかもしれない。」としゃべり方の異変に気が付き、口の構造などを診断してくれる医者を紹介してくれたそうなのです。

しかも、病院があるのは、ウルトラマンの街、祖師ヶ谷大蔵だそうで、彼女自身もブログで“ゼロには、「大丈夫だよ！」と励まされてる気がしました。”と綴っています。

そして手術日は、なんと『ウルトラマンゼロ キラーザビートスターSTAGEⅡ』のDVD発売日だったとか。

運命を感じますね！
彼女の出生や名前の曰くもそうですが、やはり土屋太鳳さんはどこか神がかっています。

こちらが、手術日と同じ日に発売された『ウルトラマンゼロ外伝キラー ザ ビートスター STAGE 2』エメラナ姫姿の土屋たおさんも、神秘かわいいので、是非見て欲しい。

大好きな女優と演技の仕事を続けるために、舌小帯短縮症の手術を受ける事を決意した土屋太鳳さん。

舌小帯を出来るだけ伸ばした状態で手術を行うため、舌を伸ばすリハビリをおこないながら、手術を行います。

そして、手術は成功（良かった～）。

手術を受ける前は、声がこもりがちで「ラリルレロ」が上手く言えなかったそうですが、手術を受けた後は、声もこもらず、ラ行の発音も言えるようになったそうです。


「それでも、自分の声は今でもやっぱり好きじゃない」とテレビで語っていましたが、どうやら声にコンプレックスがあるようです。

かわいい声だと思うけどなあ。

出演作品ごとの土屋太鳳さんの声の評価を調べてみましたが、確かに「かわいくない」「ぶりっこ」「声が嫌い」という批判的な声もありましたが、多くは「かわいい」「癒される」「めっちゃ好き」という、彼女の声に対して肯定的な意見が多かったようです。

特に、初めて声優に挑んだアニメ『僕だけがいない街』でのアフレコ評価は非常に高く、TwitteやSNSでは、悟の声を絶賛するつぶやきが多く見られました。

比率で言うと土屋太鳳さんの声の評価は「好き：嫌い」「７：３」くらいでしょうか。

万人ウケする声だと個性がないですし、批判も出るのは、それだけ彼女の声が個性があって、覚えられているという事だと思います。

何より、舌小帯短縮症という、発音が上手くできない障害を持ちながら、トレーニングで克服しようともがき、苦しみながら、顎に痛みが出始めて、女優は続けられないかもしれないと悩んだ彼女に、ウルトラマンゼロのDVDを見た友人のお母さんが、病院での診察を勧めてくれるという助け船を出してくれたのも、その縁を手繰り寄せたのも、ひとえにひたむきに努力を重ねる土屋太鳳さんの頑張りあっての結果でしょう。

手術によって発音と滑舌を克服し、今後も様々なドラマや映画で活躍するであろう土屋太鳳さん。

手術後の声も、やっぱり好きになれないと告白していましたが、そのコンプレックスも演技を磨く原動力になっているのでしょう。

これからも、演技力を益々磨いて、恋愛もして（彼氏と噂の山崎賢人さんとの焼肉後の進展も気になりますね！）

素敵な演技と声で我々をキュンキュンさせてくださいね！