熊本を襲った大地震後に、
「ふざけんな、動物園からライオンが放たれた」
と、ツイートし地震後の恐怖に戦いた被災者に、さらに追い打ちをかけるようなツイートをした人物が、逮捕となった。

逃走したとツイートした後に、
「あざーっす！」
「やべぇ、楽しい！」
と、再ツイート。

楽しんでいる様子が伺えます。

街中にライオンが獣王立ちしている写真を見たら、信じる人も多数いたでしょう。

避難移動中に、百獣の王と出くわしたりなんかしたら、二次災害三次災害と繋がる事は目に見えます。
それは絶対避けたい！
誰しもそう思うでしょう。

この嘘ツイートで、偽計業務妨害の疑いがもたれ逮捕となったのは、神奈川県在住の佐藤一輝(20)容疑者。

20歳を過ぎた社会人が、こういったデマを世界共通のツイッターに投稿するとは・・・

「悪ふざけでやった」と供述しているそうですが、震災時のデマをツイートしたら、どうなるかわからなかったのでしょうか。

動物園の近くに住む子供たちは、ライオンの逃走に本気で怖がっていた様子。

「ライオンが来たらどうしよう・・・」

子供達は、顔を引きつらせながら本気で怖がっていました。

一般住民以外に、ライオンが逃げたとされた熊本動物園は、問い合わせの電話が颯爽したといい、業務ができなかったとお怒りでした。

震災で大変な時に、悪ふざけの嘘で、要らない仕事まで増やされて・・・
お怒りになるのも、御もっともです。

災害時の情報は、正確さが求められます。

状況によっては、テレビやラジオ等が無く、今いる状況がどうなっているのか把握できない人も居るかもしれません。
そういった時に、人伝いに伝わってきた情報を頼りにしているのものです。

こういった、デマや人を混乱させる嘘を流すのは、絶対ダメです。

「悪ふざけ」で済まされない、人の命にかかわる事にもなり兼ねません。

逮捕は妥協だったのか？の疑問の声も上がっているようです。

誰もが気軽にできるツイッター。

震災や災害時に混乱をきたすような投稿をし、一般市民を不安状況に貶める、また逃走したとされた動物園に対しての業務妨害を与えたとうい事例で、今回は逮捕に至ったようです。

ですから、今後こういった状況下で、悪意のあるデマを投稿したら逮捕もありますよといった事例を公に示した形になったのではないのでしょうか？

自分の投稿には、責任をもっての投稿を心掛けた方がいいですね。