遅かれ早かれすべてのプロ野球選手に訪れるのが“引退”ですね。プロ野球選手にとって現役最終打席を迎える引退試合というのは特別な瞬間なはず。
　そんな自身の野球人生に区切りをつける引退試合現役最終打席を自らのホームランで決めた選手たちをまとめてみました。
　
思わず感動してしまう動画ばかりですのでハンカチのご用意を！

ミスターの愛称でプロ野球の発展に最も貢献した昭和の大スター長島茂雄。ミスターの引退は1974年10月14日の中日とのダブルヘッダー戦で、本塁打1本を含む4安打の大活躍で、自身の現役生活を締めくくりました。

巨人のV9時代を支えた大エース、堀内恒夫はピッチングだけでなくバッティングセンスもずば抜けていたことで知られます。なんと通算本塁打数は21本という投手としてはずば抜けた本塁打数を誇ります。自らのノーヒットノーランを達成した試合ではなんと3打席連続ホームランを放ったという逸話まであります。

若大将の愛称で親しまれ、長年巨人の4番を勤めてきたスター選手原辰徳の引退試合は、1985年10月8日の対広島戦でした。晩年は怪我に苦しみましたが、それでも多くのファンから愛され続けたスターだけに、引退試合での打席もファンからのものすごい大歓声を受けました。

　「小野公誠」と聞いてもあまりピンと来ないという方が多いかもしれません。プロ野球ファンの方だと「泣いているぞ小野公誠！！」という実況は聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか？
　引退試合でホームランを打った選手というのは非常に少ないですが、「プロ入り初打席と最終打席がホームラン」の選手というプロ野球史上唯一の記録を持っている選手です。そういう意味で「記録にも記憶にも残る選手」となりました。

「引退試合にホームランと聞いて真っ先に思い浮かぶ選手といえば？」という質問に対して、近年最も多く回答されているであろう選手は小池正晃でしょう。横浜ファンだけでなく、他球団のファンでさえ思わず涙してしまった小池正晃の引退試合は今もなお多くの野球ファンの心を捉え続けています。

阪神が誇る「代打の神様」桧山進次郎。彼の現役最終打席はなんとクライマックスシリーズでのことでした。2013年10月13日対広島戦。9回裏2アウトの場面で打席に送られた桧山は自身の最終打席で、野球の神様からすばらしい贈り物を貰うことになりました。

　引退試合が用意されるというのはそれだけファンに愛されチームに貢献してきた素晴らしい選手の証です。それぞれいろいろな思いがある中で、引退試合現役最終打席でホームランを放つということはプロ野球選手にとってこの上ない最高の締めくくり方でしょう。
　好きな選手が引退していくのはさみしいですが、また別の形でファンを喜ばせてくれることを期待して、大きな声援で送り出してあげれるといいですね。