皮膚がみっともなく盛り上がってしまうケロイドや、皮膚が赤くなる炎症。
目立つ所に出来たら悲しいですね。

きれいに治す方法はないのでしょうか？

株式会社マルホが製造するこの医療用医薬品のシリーズは、思いつく限りの肌トラブルを治してしまうと噂されています。

ケロイドにも効くという話もありますが、皮膚が盛り上がって固まってしまった状態のケロイドをスベスベに治すことができるのでしょうか？

治る場合と治らない場合を紹介します。

ネット上ですごく混乱した情報なのがこちら。

炎症とは、有害な刺激に対する生体反応で、それを抑えるはたらきが「抗炎症作用」です。

そして、消炎症効果とは、炎症が治るのを早める効果です。

つまり、できてしまった炎症を治すには『消炎症効果』のある薬を選ぶのが効果的です。

ヒルドイドに抗炎症効果があると書いてあるのが散見されますが、メーカーの添付文書の薬効薬理に「抗炎症作用」の文字はありません。

ただし、血行を促進して炎症が治るのを早めるはたらきはします。こういう作用をたまに「消炎作用」と呼ぶときがあるようです。

ヒルドイドには「消炎を促進する」作用はあると言ってもそう間違いではなさそうです。

それに、ヒルドイドを炎症を起こしている場所に上手に使えば、とても効果的です。

・血液を固まりにくくする作用
・血流を増やす作用
・血の塊をはやく消す作用
・細胞の塊を増やしにくくする作用

です。

細胞の塊と書きましたが、コラーゲンもその材料。普段は増えて欲しいコラーゲンがケロイドを形作ってしまいます。それがキズの場所で増えるのを抑制するのがヒルドイド。

良いですね！

ところで、この上の方に”ケロイド　改善率　66．7％”とあります！この確率はすごいです！

さきほどの添付文書の他の部分にシリーズすべての「ケロイド改善率」が載っていました。

【臨床成績】

・ヒルドイドクリーム0.3%　肥厚性瘢痕・ケロイド有効率　75.5%
・ヒルドイドソフト軟膏0.3% 記載なし
・ヒルドイドローション0.3% 肥厚性瘢痕・ケロイド改善率　66.7%

「改善率」と「有効率」も細かい事を言うと面倒なものです。また、お医者さんが「改善したね」と言っても、患者のほうでは「もっとキレイになってほしい。これで改善だなんて納得できない」と感じるのかも。

とにかく、承認された結果ではこう出ていたのは頼もしいですね。

炎症は一時的な免疫反応なのですが、ケロイドは長く残ります。

いっぽうこちらは、デキサメタゾンというステロイドの仲間のある医療用医薬品の添付文書。

”本剤は抗炎症作用、抗アレルギー作用を有し”

とあります。

転んでひざを切ってしまった、帝王切開の痕などがケロイドになったとは、よく話題に出てくるものです。

ヒルドイドは基本的には、皮膚科で処方してもらう処方薬です。
ただ、大手のネットサイトなどでも取り扱っているお店はあるようです。

ただし、個人輸入のショップなどは割高ですしグレーゾーンなので、利用は避けるようにしましょう。

次は、ブログで詳細に「真正ケロイド」との戦いを書いている方です。

ヒルドイドだけでは効果を感じられなかったとの内容でした。

実は皮膚科の先生の考え方の違いで、治療法もさまざま。

ヒルドイドだけ出して「これで消えるわよ」という大胆な先生も。

この横浜ベイクリニックの先生は、いくつかのくすりを使い根気よく治療しているようです。

漢方薬、西洋薬、外用テープ、注射、ステロイド軟膏、非ステロイド軟膏、などを使うそうです。

ケロイドの出来る部位は、伸び縮みして動くので治療用テープなどで抑えるほうが良いのですが、ヒルドイドを塗っただけだとそれは期待できませんね。

手術しない方法の最後のほうにレーザー治療が紹介されていました。

これが効果的な人もいるのだそう。

最後は手術ですが、切るわけですからそこがまたケロイドになるのは困りますね。ただし最近はできるかぎり再発しないような方法がいくつもあるそうです。

ヒルドイドがケロイドに有効な働きをたくさん持っているのはわかりました。皮膚科でもケロイド治療に出されるのですから当たり前かも？！

ただし皮膚科ではテープなどと併用して効率よく治療していきます。

単に塗っただけでは、人によっては良くならないでしょう。

また、ケロイドに見えて別の病気の場合もあるので、ずっと使っても良くならないようならやっぱり病院に行くのがベストでは。

アットノンは有効成分がプラスされていて、試す価値はあるかも

炎症の原因も色々ですが、皮膚が破損し出血しているならそれにあった手当てをしましょう。

ヒルドイドは血を固まりにくくしてしまいます。

また、もヒルドイドには殺菌作用はないので、傷で雑菌が繁殖し、化膿している場合にも使用せずに、消毒など他の手当てをしましょう。

傷がふさがっていて、跡が残りそうな場合に、傷跡やケロイドの予防用として使うのはすごく効果的だと思います。

ケロイド治療以外にも、乾燥性のシワやしみの改善効果にもすぐれた塗布薬ヒルドイドの美肌効果を紹介したページを掲載します。