きさまらは
ジャマだ
ひっこんで
よく
みておくんだな

ここにいるのが
きさまの
もっとも恐れていた
超サイヤ人だ

カカロットの出番は
ないぜっ!!!!!

！？

バ…
バカな…

く……
くく……

オ…オレには
こ…これが
限界だと
いうのか…!!

バカな
そ…そんな
はずはない…!!

オレは…

オレは
超サイヤ人だーーーーーーーっ!!!!!

くたばれ
フリーザーーーーｯ!!!!!

ドン

カッ

バンッ

ドキャッ

ギャウッ

あ…
ああ…
……

あ……

ベジータは
生まれて初めて
心の底から震えがった…
真の恐怖と
決定的な挫折に

恐ろしさと
絶望に
涙すら流した
これも
初めてのことだった…

数多のフィギュアが存在する「ベジータ」という伝説への挑戦。

誇り高きサイヤ人の王子の汗と涙を完全再現。
未だかつて、これ程までベジータの絶望を表現した商品があっただろうか。

わざと半殺しにあう際に、
クリリンによって砕かれた鎧も忠実に造形・彩色。
傷はデンデの能力で完治。

苦節８ヶ月――
研究に研究を重ね、人間的な、あまりに人間的な震え方をついに実現。
台座のスイッチを入れるとベジータが実際に震えます。

※台座内部に搭載された精密モーターが回転することで、極めて微細な振動を生み出します。

※モーター音がうるさいという意見もございます。不快な場合はディスプレイフィギュアとしてお楽しみください。

｢ついにこの時が来ました!ベジータフィギュア業界に殴り込みです！」という所信表明とともにポージングの資料をいただきました。
このＨＧシリーズも８回目となりますゆえ、この程度のポージングではもう動じない自分に気づき、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。
ちなみに前回の一件があったため、今回も不意打ちでどこか光るのではないかとかなり訝しんだのですが、さすがにこのベジータは光らせようがないと、そもそも最初から人を疑うのはよくないなと、そう自分に言い聞かせてしまいました。その結果がこれです。
震えるという衝撃的なギミックが搭載されていることを最近知り、｢今回もわざとかくしてましたね？」とメールしたところ「敵を欺くにはまずなんとやらですよ」というお返事をいただきました。
何と戦っているのか今度教えていただけますと幸いです。
原型に関しましては、ベジータという非常にメジャーなキャラクターに緊張しつつも、とにかく造形を追求いたしました。頭髪の尖り、汗や涙、破壊された鎧などもかなり細かく造りましたので、震えさせつつご注目いただければと思います。

これはフィギュアのパラダイムシフトだ。（上司）

これ震える必要ありますか？（撮影担当者）

これ震える必要ありますか？（ページデザイン担当者）

これ震える必要ありますか？（東映アニメーション担当者）